現在、159.10円付近で推移しており、本日の始値158.35円や24時間移動平均線158.70円を上回る水準で堅調に推移しています。中東情勢の不透明感長期化による有事のドル買いや原油価格の高止まり観測が円安圧力として意識されており、米国の金融引き締め長期化期待もドルを支える要因となっています。CME円先物市場では、現物市場と比較して円安方向へのモメンタムが先行して観測されており、市場のドル高バイアスを裏付けています。 下値は158.70円付近に複数の節目が存在し、底堅さが示される可能性があります。一方、上値は159.40円、160.30円、160.40円といった水準が抵抗線として意識されるでしょう。 米国では、PMIデータが成長鈍化とインフレ圧力上昇の「スタグフレーションリスク」を示唆しており、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策運営を複雑にしています。市場では年内の金利据え置きが主流の見方となっています。日本では、消費者物価指数が軟化したものの、基調的なインフレ圧力は日本銀行の予測を上回っており、春季賃上げ交渉の動向次第では4月28日の会合での利上げ観測も浮上しており、これが円の支援材料となる可能性があります。