本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 2026年04月13日: 米国とイラン間の地政学的緊張エスカレート(ホルムズ海峡閉鎖報道、攻撃再開検討発言)
- 2026年04月13日: ドル円が160.0円の心理的節目に接近
- 2026年04月16日: 米3月生産者物価指数(PPI)発表
- 2026年04月16日: 複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官による講演
- 2026年04月27日-28日: 日本銀行金融政策決定会合
- 2026年04月28日-29日: 米連邦公開市場委員会(FOMC)会合
米国とイラン間の地政学的緊張が劇的にエスカレートしており、市場の主要な焦点となっている。米国によるホルムズ海峡の事実上の閉鎖報道や、特定の要人によるホルムズ海峡封鎖計画およびイランへの攻撃再開検討発言が、原油価格の急騰を招き、世界的なエネルギー危機エスカレートのリスクを高めている。日本はエネルギー輸入への依存度が高いため、原油価格の持続的な高騰は国内経済に大きな影響を及ぼすとの懸念が強まっている。 このような状況下で、日本銀行の金融政策運営は複雑さを増している。日本銀行は3月に金利を0.75%に据え置いたものの、インフレ圧力の高まりから4月の利上げ観測が市場で強まっている。一部の元関係者からは、4月会合で行動しなければ日本銀行がインフレに後れを取るリスクがあるとの指摘も出ている。また、日本銀行内部では、インフレ上昇を懸念する声と、景気減速リスクを懸念する声で意見が分かれている状況が報じられている。政府要人からは、金融政策が円高を通じてインフレ抑制の手段として利用できる可能性に言及する発言も聞かれる。 一方、米国の金融政策に関しては、原油価格の上昇がインフレの粘着性を強めるとの期待を補強し、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに慎重な姿勢を維持せざるを得ない可能性が示唆されている。今週は3月の生産者物価指数(PPI)の発表が予定されており、前月比・前年比ともに大幅な上昇が予想されている。これはイラン紛争によるエネルギーコスト上昇の初期段階を反映すると見られており、市場はFRB高官による複数の講演にも注目している。 為替市場では、160.0円の心理的節目に接近しており、この水準は過去に日本当局による為替介入の引き金となった経緯があるため、市場は潜在的な介入に対して強い警戒感を持っている。地政学的緊張の高まりは、伝統的な安全資産としての円買いを促す側面がある一方で、原油価格高騰によるエネルギー輸入リスクが円の上昇を抑制する要因ともなっている。イラン紛争解決への期待が高まった局面では、リスクセンチメントの改善に伴い米ドルが軟化する動きも見られたが、全体としては、これらの複合的な要因が相場の方向感を複雑にしている。特に、160.0円の心理的節目は上値抵抗として強く意識されており、160.4円付近にも過去の高値が重なる抵抗帯が存在する。一方、下値は159.2円付近に複数の価格の節目が集中しており、158.5円付近にも支持線が確認される。