本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 5/1(金) 22:45 米国 4月製造業購買担当者景気指数(PMI 改定値)
- 5/1(金) 23:00 米国 4月ISM製造業景況指数
- 5/4(月) 23:00 米国 3月製造業新規受注(前月比)
政府・日本銀行による為替介入への強い警戒感と、根強い円安圧力の要因が拮抗する状況にある。 円安圧力の背景には、中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇があり、エネルギー輸入に依存する日本の輸入コスト増大と実需のドル買い需要が継続的に円売りを促進している。また、米国では連邦準備制度理事会が年内を通じて金利を現在の水準に維持するとの見方が優勢であり、日本銀行が金融政策において慎重な姿勢を続けることで、日米間の金利差が拡大し、投資資金がドル側へ流れる要因となっている。国内の債券市場では長期金利が上昇し、インフレ期待が高まる一方で、経済成長の見通しは下方修正されており、輸入インフレと国内需要の弱さが併存するスタグフレーション的な状況が円安を構造的に支えているとの見方もある。 一方、円高圧力としては、政府・日本銀行による為替介入への強い警戒感が挙げられる。財務省関係者からは「断固たる措置」や「最終的な退避警告」といった強い牽制発言が相次ぎ、市場の投機的な円売りを抑制している。実際に円買い・ドル売りの介入が実行されたとの観測も市場に広がり、短期的に円高圧力を高めている。特に、ゴールデンウィーク中の薄商いの時期は、市場の流動性が低下するため、介入効果が増幅されやすいとの見方から、連続介入への警戒感が円高を持続させる可能性も指摘されている。市場の地合いとしては、為替介入が短期的な効果に留まり、中東情勢や日米金利差といった構造的な円安要因が根強く残るため、長期的な円安トレンドの転換には至らないとの懐疑的な見方も存在する。 こうした状況下、現在、156.6円付近で推移している。上値は、中東情勢や日米金利差による円安圧力が意識されるものの、157.4円、157.5円、157.6円、157.7円といった節目が上値を抑制する可能性がある。さらに上には158.1円、159.1円、159.2円、159.7円の節目が位置しており、158.5円も上値抵抗として注目される。過去には160.0円や160.7円といった水準で上値が重くなった経緯がある。一方、下値は、政府・日本銀行による介入警戒感が意識され、155.5円や155.0円が意識される。155.2円も支持線となり得る。さらに下には154.5円、154.1円、152.4円といった節目が控えている。過去の動向では145.0円から150.0円のレンジが意識されたこともある。