本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 本日:日米金利差拡大観測(FRBのタカ派姿勢継続)
- 本日:週明けの祝日・月末要因による流動性低下
- 現在:中東情勢の長期化と原油価格高止まり
- 現在:当局による介入警戒感(160.0円付近)
- 本日:地政学的リスク後退による米長期金利低下期待
日米間の金利差拡大観測とエネルギー価格の高止まりを背景とした円安圧力が優勢な地合いにあります。新たな連邦準備制度理事会(FRB)議長就任によるハト派色の後退と年内利上げ観測が根強く、日米金利差拡大がドル買い・円売りを継続させやすいとの見方が市場で広まっています。また、原油価格に起因するインフレ懸念が、FRBが利下げに慎重な姿勢を維持し、高金利をより長く続けるとの期待を強めています。日本銀行は緩やかな政策正常化ペースを維持すると予想されており、この政策スタンスの差がドルを押し上げる要因となっています。さらに、中東情勢の長期化やそれに伴う原油価格の上昇は、日本の輸入コスト増やインフレ懸念を高め、リスク回避や需給面からドル買い・円売りを促しています。週明けの祝日や薄商い、月末要因による流動性低下も、まとまったドル買いが入りやすい環境を作り、円安を助長する可能性があります。 しかし、中東情勢の緊張緩和期待や当局による介入警戒感が上値を抑制する要因として意識されています。米国とイランの協議進展への期待が高まり、原油価格や戦時プレミアムが低下すると、リスク回避のドル買いが巻き戻され、円が買われやすくなるとの見方があります。これに伴い米長期金利が低下すれば、ドル売り・円買いが進む要因となります。現在、158.9円付近で推移しており、上値は159.0円、159.1円、前取引日の高値である159.2円、そして159.3円の節目が抵抗線として意識されます。特に160.0円の節目では、過度な円安に対する当局の介入警戒感が強い重しとなっています。一方、下値は前取引日の安値である158.9円、158.8円、158.7円、158.6円の節目が支持線として意識され、158.4円の節目は強い支持線として注目されています。日本政府は、7月から9月にかけて家計の電気・ガス料金を抑制するための支援策を導入する方針を示しており、3兆円超の補正予算を編成し、約5000億円を電気・ガス補助金に充てる予定です。全体として、市場は日米金利差の拡大とエネルギー価格の高止まりによる円安圧力を強く意識していますが、地政学的リスクの緩和期待や当局の介入警戒感が上値を抑える展開が予想されます。