本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 2026年07月09日 03:57 JST: 米連邦準備制度理事会(FRB)議事録公表(金融引き締め観測再燃)
- 2026年07月09日 02:20 JST: 米大統領による地政学リスクに関する発言(リスク回避のドル需要増)
- 米10年債利回りの上昇(ドル支援)
- 日本の当局による為替介入警戒感(円安圧力)
米国の金融引き締め観測の再燃と地政学リスクの高まりを背景に、ドル高圧力が継続しています。 米連邦準備制度理事会の議事録では、大半の参加者が「一部の政策引き締めが正当化される可能性が高い」との見解を示しました。全ての参加者が金利据え置きを支持し、労働市場は安定していると認識しているものの、複数の参加者は現在の政策スタンスを制限的ではないと見ており、一部はわずかに制限的とコメントしています。市場では、9月会合での25ベーシスポイントの利上げ確率が約5割、50ベーシスポイントの利上げ確率が約2割で織り込まれています。米10年債利回りの上昇も、市場がさらなる金融引き締めを視野に入れていることを示唆しており、これがドルを支援する要因となっています。今後発表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事録のトーンがタカ派的であれば、米国の金利が高水準で維持されるとの見方が強まり、ドル高をさらに後押しする可能性があります。 一方、円は数十年ぶりの安値付近で推移しており、日本の当局による為替介入の可能性が市場参加者の間で引き続き警戒されています。 地政学的な側面では、ある国の指導者が特定の国との暫定覚書が「終わった」と発言し、強硬姿勢を示したことが、リスク回避の動きを促し、安全資産としてのドル需要を高めました。この発言は原油価格の上昇にも繋がり、インフレ懸念と世界的なリスクセンチメントを高めています。 現在、162.5円付近で推移しています。上値については、まず162.7円に節目が意識され、これを上抜けた場合、7月1日高値である162.8円、さらに162.9円の節目が次の抵抗帯となります。163.0円は心理的な節目として重要であり、その上には163.2円、163.6円の節目が控えています。さらに上には165.0円、そして170.0円といった節目も意識されます。 一方、下値については、162.5円が直近の支持線として機能しています。これを下回ると、162.4円、162.3円、162.2円の節目が視野に入ります。特に162.1円から162.0円にかけては複数の節目が集中しており、強い下値支持帯として機能する可能性があります。さらに下には161.9円、161.7円、161.6円の節目が続き、161.5円から161.4円にかけても複数の節目が重なる厚い支持帯となっています。