傾向:↗️ 上昇傾向
予想レンジ:161.93 - 162.37
本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 2026年07月17日 21:30 米国 6月輸入物価指数
- 2026年07月17日 21:30 米国 6月住宅着工件数
- 2026年07月17日 21:30 米国 6月建設許可件数
- 2026年07月17日 22:15 米国 6月鉱工業生産
- 2026年07月17日 23:00 米国 7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
現在、ドル高円安の動きが継続している。背景には、米国の堅調な経済指標と底堅い労働市場があり、連邦準備制度理事会(FRB)高官からのタカ派的な発言が米国の長期金利を押し上げている。これにより日米間の金利差が拡大し、国際的な資金がより高い利回りを求めてドルに傾く「キャリー取引」が円安圧力を強めている。 地政学的な緊張もドルの安全資産としての魅力を高めている。中東情勢の緊迫化、特にイラン情勢の悪化や原油供給ルートへの懸念は、原油価格を押し上げ、世界的なインフレ懸念を再燃させている。これにより、主要中央銀行が金融引き締めを継続するとの市場の思惑が強まり、リスク回避の動きからドルが買われやすくなっている。 一方で、特定の価格水準に接近すると、日本当局による為替介入への警戒感が市場で高まり、円買い圧力が上値を抑制する可能性がある。日本の国内では、政府系年金基金などの機関投資家が国内債券への配分を増やしている動きが観測されており、これは長期的に円を支える構造的な変化となる可能性も指摘される。 現在、162.4円付近で推移しており、上値では162.5円、162.6円、162.7円の節目が意識される。特に163.0円付近では、為替介入への警戒感が強まり、上値が抑えられる可能性がある。下値では、162.3円、162.2円、162.1円が支持線として注目される。さらに162.0円付近には複数の節目が重なっており、重要な水準となる。米国のインフレ鈍化や生産者物価の低下、FRB高官からのハト派的な見方が意識されれば、これらの下値節目が試される可能性もある。