本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 中東情勢の緊迫化と原油価格上昇、インフレ・利上げ観測
- 米国の長期金利上昇と連邦準備制度理事会の早期利上げ観測
- 本邦当局による為替介入への警戒感
- 来週の日本銀行金融政策決定会合
- 7月24日 22:45 米国 7月製造業/サービス部門購買担当者景気指数(PMI 速報値)
- 7月24日 23:00 米国 6月新築住宅販売件数
現在、数十年ぶりの高値圏で推移しており、その背景には複数のファンダメンタルズ要因が複合的に作用しています。 円安圧力の主な要因としては、中東情勢の緊迫化による原油供給不安とそれに伴う原油価格の上昇が挙げられます。これはインフレと米国の利上げ観測を刺激し、ドル買いを強める要因となっています。また、米国の長期金利上昇や連邦準備制度理事会の早期利上げ観測が日米金利差拡大を意識させ、資金がドルへ流れる動きを加速させています。米国経済の堅調さを示す経済指標も、連邦準備制度理事会のタカ派的な金融政策を支持する材料となっています。さらに、日本の実質金利が大幅に低下し、貿易収支悪化の懸念がある中で、需給面やマイナス金利環境が円の弱さを支える構造的な要因として認識されています。市場では、日本銀行が7月や9月に金融引き締めを行うとの見方は限定的です。日本の民間部門の成長は強化されており、製造業生産も増加していますが、消費者物価指数は日本銀行の予測を下回って推移しています。 一方で、円高圧力となる要因も存在しています。本邦当局による為替介入への警戒感や、「必要なら断固たる対応」といった発言は、短期的な円買いを誘発する可能性があります。また、要人発言や当局の口先介入が市場心理を変えれば、迅速なドル売り・円買いにつながる可能性も指摘されています。米国の経済指標の悪化や需給の軟化によって米長期金利が低下すれば、日米金利差の縮小を通じて円高に振れる可能性もあります。来週の日本銀行の会合で、市場の予想を上回るタカ派的な姿勢が示されれば、円が強含むサプライズとなる可能性も指摘されており、日本銀行の利上げ期待には上方修正の余地があるとの見方も存在します。 相場の地合いとしては、中東情勢に端を発するインフレ懸念と米国の利上げ観測がドル買いを優勢にしている状況が続いています。本邦当局による介入警戒感は根強いものの、現在のところ市場の反応は限定的です。しかし、日本銀行の金融政策の動向、特に来週の会合での姿勢は、今後の円相場を左右する重要な焦点として市場の注目を集めています。全体として、米国経済の回復力がドルを支援し、円は対ドルで軟調な推移が続いています。 こうした背景の中、現在、163.7円付近で推移しています。上値は、まず163.6円に複数の節目が位置しており、その上には前取引日の高値である164.0円が意識されます。さらに、164.2円には予想レンジの上限と複数の節目が重なり、強い上値抵抗として機能する可能性があります。この水準を超えると、164.6円、そして165.2円が次の節目として注目されます。一方、下値は、163.2円に複数の節目が控えています。その下には163.0円に前取引日の安値と複数の節目が位置し、底堅さを示す可能性があります。さらに、予想レンジの下限である162.8円にも複数の節目が重なっており、重要な支持線となるでしょう。この水準を下回ると、162.6円、そして162.3円に複数の節目が集中しており、さらに162.2円にも節目が確認されます。