本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 7/30 21:30 米国 6月個人消費支出(PCEデフレーター)
- 7/30 21:30 米国 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP 速報値)
- 7/31 日本 日銀金融政策決定会合 終了後政策金利発表
- 7/31 15:30 日本 植田和男日銀総裁 定例記者会見
中東情勢の緊張が原油価格の上昇を通じて世界的なリスクシナリオを刺激し、原油高と需給懸念がドル買い・円売りを促すとの見方が市場で優勢です。これに加え、米国の追加利上げ観測や長期金利の上昇による日米金利差の拡大が、高金利通貨としてのドル需要を強め、円売り圧力を高めています。日本の実質金利が大幅なマイナス圏にあること、財政悪化懸念、そして緩和的な金融政策が続くとの観測も根強く、円の投資魅力を損ない、円安を支持しています。日本銀行は今週の金融政策決定会合で現状維持が広く予想されていますが、円安と輸入コスト上昇を背景に政策担当者からはタカ派的な見通しが示唆されており、将来的な金融引き締めへの思惑も一部で存在します。日本と他主要経済圏との金利差が大きいことから、キャリートレードも活発に維持されています。 一方で、円高・ドル安を促す可能性のある要因も存在します。米連邦準備制度理事会での金利据え置きや当局者の慎重な発言により利上げ観測が後退した場合、ドルが売られ、短期的に円買いが優勢となる場面が生じる可能性があります。また、164.0円付近に接近すると、政府・日本銀行による為替介入への警戒感が高まり、ドルの上値を抑える要因となるでしょう。国内外の株安や実需の持ち高調整など、リスクオフのフローが強まった場合には、安全資産としての円買いが進みやすくなります。 現在、163.6円付近で推移しています。上値は163.8円、163.9円の節目が意識され、さらに上には164.1円の予想レンジ上限、164.2円、164.5円の節目が上値抵抗線として控えています。これらの価格帯では値動きが停滞しやすい展開が予想されます。一方、下値は163.5円、163.2円、163.1円の節目が支持線として機能する可能性があります。さらに下には163.0円、162.9円、162.8円の予想レンジ下限、162.6円、162.5円、162.2円の節目が位置しており、これらの価格帯では底堅さが示され、下げ渋る展開となる可能性があります。