本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 米民間雇用統計(7月)
- 米サービス部門活動(7月)
- 日本賃金データ(6月)
- 日本銀行6月政策会合議事要旨
- 米・イラン交渉進展(2026年08月04日)
- ユーロ圏サービス業活動(7月)
- ユーロ圏小売売上高見通し(6月)
現在、米国の経済指標の軟化と日本の金融政策正常化への期待感から、上値が重い展開となっています。 米国では、直近の民間雇用統計が市場予想を下回り、サービス部門の活動もわずかに減速しました。特にサービス部門の雇用指数が低下していることは、雇用状況の軟化を示唆しており、これがドルに対する下押し圧力となっています。一方、日本では、賃金データが予想を上回る伸びを示し、日本銀行の追加利上げ観測を強めています。日本銀行の6月政策会合議事要旨では、インフレリスクに対応するためのさらなる利上げの必要性が議論されていたことが明らかになり、中央銀行は経済状況が許せば金融政策の正常化を継続する用意があるとの姿勢を繰り返し示しています。これにより、9月の利上げ確率が高まり、円に対する買い圧力が生じています。 市場では、当局による単独の介入だけでは円を継続的に支えるには不十分であり、円の長期的な方向性は日本銀行の金融政策見通しと米国との金利差に大きく依存するという見方が支配的です。しかし、米国がユーロで円を買ったとされる共同介入の動きは、円高への抵抗コストを大幅に引き上げ、ドル円の上限をより強固にする強力な政策シグナルとして認識されています。 現在、157.7円付近で推移しており、上値は158.0円の節目が強く意識されています。この水準には、複数の節目が集中しており、市場の上値抵抗帯として機能しています。下値については、157.6円の節目が下値支持線として機能する可能性があります。その下には157.4円、157.3円、157.2円、157.0円の節目が並び、さらに156.0円の節目が重要な下値支持帯として注目されます。 また、米国財務省がイラン関連制裁の一部を解除したとの報道や、イランとオマーン間の合意草案の進展は、地政学的な緊張緩和として市場全体のセンチメントを改善させています。ユーロ圏のサービス業活動は予想を上回る結果となりましたが、小売売上高の減速懸念が残っており、ユーロの動向は不透明です。これらの要因が複合的に作用し、現在の相場環境を形成しています。