本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 8/7(金) 21:30 米国 7月非農業部門雇用者数変化(前月比)
- 8/7(金) 21:30 米国 7月失業率
- 8/7(金) 21:30 米国 7月平均時給(前月比)
- 8/7(金) 21:30 米国 7月平均時給(前年同月比)
- 8/10(月) 8:50 日本 6月国際収支・貿易収支
予想を大幅に下回った米雇用統計の結果を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が後退したことで、ドル売り・円買いが優勢となっている。非農業部門雇用者数がマイナスに転じ、過去の数値も下方修正されたことで、労働市場の冷え込みへの懸念が強まっている。この動きは、一部市場関係者が米日当局による協調介入の効果に疑問を抱く中で、ドルの上値を抑える抑止材料となっている直近の協調介入の実施と当局による追加介入への警戒感と相まって、円高方向への圧力を強めている。 現在、価格は157.4円付近への下落が言及されており、157.8円や157.6円の節目が下値を支えるか注目される。さらに下には157.2円、156.8円といった節目が存在し、下げ渋る展開となる可能性がある。 一方で、ホルムズ海峡を巡るイラン情勢の緊迫化は、原油価格とリスクプレミアムを上昇させ、エネルギー需給懸念を背景としたドル買い・円売りを誘発する要因として意識されている。また、FRB要人による利上げ示唆や米長期金利の上昇は、日米金利差の拡大を通じてドル買い・円売りを強める構造的な圧力となっている。日本の財政悪化懸念や実質金利の大幅なマイナスも、長期的な円売り圧力として投資家の円回避や外貨需要を高めやすい状況にある。これらの円安圧力は、上値では158.1円、158.2円、そして前取引日の高値である158.6円の節目を抵抗線として意識させ、さらに158.8円、158.9円、市場の予想平均上限である159.0円といった節目が上値を抑える要因として控えている。 全体的な相場の地合いとしては、米政局・政策報道、地政学的リスク、米日金利見通し、欧州経済見通し変動といった複合的なリスク要因により、突発的なレートの乱高下に対する市場の警戒感が高まっている。特に、米雇用統計発表後の市場の反応は、経済指標が金融政策見通しに与える影響の大きさを改めて示している。