本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 8/14(金) 21:30 米国 7月小売売上高
- 8/14(金) 23:00 米国 8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
- 8/17(月) 8:50 日本 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP 速報値)
現在、複数のファンダメンタルズ要因が交錯し、方向感を模索する展開となっている。 円安圧力としては、米国の長期金利上昇と連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ観測が根強く、日米金利差の拡大がドル買い・円売りを促している。また、中東情勢の不透明感や原油価格の高止まりがインフレ再燃への警戒感を強め、リスク回避とエネルギー需給の観点からドル高・円安を助長する側面もある。さらに、日本の財政状況の悪化や巨額の国債残高、実質金利の大幅なマイナスが円の中長期的な魅力を低下させ、円売り圧力を強めている。 一方で、円高圧力も存在している。米国の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)の鈍化が確認されれば、FRBの利上げ観測が後退し、米金利低下を通じてドル売り・円買いが進むとの見方が優勢であり、このインフレ圧力後退による米金利低下は、今日のレートの重しとして多くのアナリストに指摘されている。また、160.0円付近での当局による為替介入への警戒感が高まっており、介入期待が円買いを誘発し、ドル上昇を抑制する可能性も意識される。米国の長期債入札が不調に終わり、長期金利が低下する局面では、ドルに下押し圧力がかかり、債券市場の弱さが円高を促す要因となり得る。 こうした状況の中、上値は159.1円、159.2円、159.4円、159.6円、159.7円、159.9円に節目が意識される。特に160.0円台に入ると、160.1円、160.3円、160.7円、160.8円、そして161.4円が上値の重しとなる可能性がある。一方、下値は158.9円、158.8円、158.6円に節目があり、さらに下落した場合、158.2円が下値支持線として機能する可能性がある。 市場のセンチメントとしては、前取引日の高値を超えるとの見方が優勢である一方で、安値は前取引日に届かないとする見方も示されている。全体としては、米国のインフレ指標鈍化による米金利低下が円高圧力として強く意識されている状況だ。しかし、米国の政治・政策動向、地政学的なリスク、日米金利見通しの変動、欧州経済の動向といった突発的な材料によって、レートが急激に変動する可能性も指摘されており、市場は不安定な地合いにある。 本日発表される米国の7月小売売上高や8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値、そして週明けに発表される日本の4-6月期四半期実質国内総生産(GDP速報値)などが、今後の相場動向に影響を与える主要な経済指標として注目されている。