本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 9/8 8:30 日本 7月毎月勤労統計調査-現金給与総額
- 9/8 8:50 日本 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP 改定値)
- 9/8 8:50 日本 7月国際収支
- 9/8 14:00 日本 8月景気ウオッチャー調査
- 9/8 15:00 ドイツ 7月貿易収支
- 9/8 28:00 米国 7月消費者信用残高
- 9/9 8:50 日本 8月マネーストックM2
- 9/9 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
現在、市場は複数のファンダメンタルズ要因とセンチメントが交錯し、方向感を探る展開となっています。 米国の金融引き締め長期化への思惑が引き続き円安圧力として意識されています。特に、米国の強い労働市場指標が連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ期待を高め、米長期金利の上昇を通じてドル需要を押し上げるとの見方があります。また、来週に発表される生産者物価指数(PPI)や消費者物価指数(CPI)を控えて、米国の利上げ思惑が強まることで、金利差拡大を通じたドル買いが優勢になるとの見方も市場には存在します。さらに、イラン情勢など中東リスクの高まりで原油価格が上昇した場合、世界的なインフレ懸念や米利回りの上昇を招き、相対的にドル買いが強まる可能性があります。 一方で、円高圧力も強く意識されており、市場では日本銀行の利上げペース加速観測が根強く、これが日本金利を押し上げ、結果的に日米金利差が縮小することで円買い圧力が強まるとの見方が優勢です。また、当局による過度な円安是正への圧力や、市場介入への思惑が市場心理に影響を与え、ドルの上値を抑制して円高を誘うリスクも意識されています。積み上がったドル買い・円売りポジションの巻き戻しや、日本企業のレパトリエーション、持ち高解消の動きが進めば、一段のドル売り円買いが進行する可能性も指摘されています。 こうしたファンダメンタルズ要因が交錯する中、価格の節目も意識されます。上値は155.8円、さらに157.1円や157.2円といった水準が上値抵抗線として控えています。一方、下値は154.9円が支持線として注目され、この水準を下回った場合、153.3円が次の節目となるでしょう。 本日は日本の7月毎月勤労統計調査や4-6月期四半期実質国内総生産(GDP改定値)、7月国際収支、8月景気ウォッチャー調査、ドイツの7月貿易収支、米国の7月消費者信用残高が発表されます。明日は日本の8月マネーストックM2や米国のMBA住宅ローン申請指数が予定されており、これらの経済指標が市場の動向に影響を与える可能性があります。 米国の金融政策見通しと日本の金融政策正常化への期待、そして当局の介入警戒感が複雑に絡み合い、米政局・政策報道、地政学的リスク、米日金利見通し、欧州経済見通し変動といった突発的な材料により、レートが乱高下しやすい状況にあるため、市場参加者はこれらの要因を慎重に見極める必要があります。