本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 9/11 21:30 米国 8月消費者物価指数(CPI)発表
- 9/11 23:00 米国 9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値発表
中東情勢の緊迫化とそれに伴う原油価格の急騰が、エネルギー価格の高騰を通じてインフレを刺激するとの見方を強めています。この状況は米国金利の上昇を通じてドル高・円安を誘発する圧力となっています。 特に、米国の金融政策見通しに対する市場の思惑が相場の地合いを大きく左右しています。本日21時30分に発表される米国の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る場合、米国での利上げ観測が再び強まり、日米間の金利差拡大を通じてドル買い・円売りが進むとの見方が優勢です。一方で、もしCPIが予想を下回る結果となれば、利上げ観測が後退し、ドル売りが強まることで相対的に円が買われやすくなる可能性も指摘されています。 また、米長期金利の動向も注目されており、上昇や米国債の買い戻しが期待外れに終わることで利回りが上振れすれば、リスクプレミアムからドル買いが優勢となり円安圧力が強まる要因となります。逆に長期金利が低下すれば、日米金利差縮小から投資家のドル買いポジションが薄まり、円高方向へ振れる可能性もあります。 日本側では、為替介入への警戒感や日本銀行の金融政策転換に関する思惑、政府・当局者からの発言が円買い期待を高め、円高方向への下支え要因となり得るとの認識が市場には存在します。全体的な相場の地合いとしては、中東情勢と米国のインフレ動向が方向性を決定づける主要な材料として意識されており、これらの要因がドル高・円安方向への圧力を強める可能性が高いと見られています。 現在、市場では153.0円から155.0円のレンジが意識されています。上値については、前取引日の高値である154.7円が意識される節目となっています。さらに、154.1円、154.5円、155.0円といった節目が存在し、これらを上抜けた場合、155.5円、156.4円、156.6円が次の抵抗水準として機能する可能性があります。一方、下値については、前取引日の安値である153.3円が意識される節目であり、153.6円や153.5円といった節目が下値支持として機能する可能性があります。これらを下回った場合、152.8円、152.2円が次の節目として注目されます。米国の政局・政策報道、地政学的リスクのさらなる変動、米日金利見通しの変化、あるいは欧州経済の動向といった突発的な材料によって、レートが急激に変動するリスクも市場参加者によって警戒されています。