本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 米国の利上げ期待による金利差拡大(継続)
- 中東情勢を背景とした原油高(継続)
- 9/14 24:15 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁 発言
- 9/15 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
- 9/15 18:00 ドイツ/ユーロ 9月ZEW景況感調査
- 9/15 21:30 米国 9月ニューヨーク連銀製造業景気指数
日米間の金利差拡大に対する期待がドルを支え、円安圧力が優勢な地合いとなっている。特に、米国のインフレ指標を受けた利上げ観測が米長期金利を押し上げ、これがドル買いを誘引している。また、中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の上昇は、日本の輸入コスト増加と貿易赤字拡大への懸念を強め、円売りを促す要因として意識されている。日米の金融政策の方向性の違いも、相対的に金利の高いドルへの資金流入を促し、円安の背景となっている。 一方で、円高に作用する可能性のある要因も複数存在する。米国の経済指標が予想を下回る結果となり、米長期金利が低下する局面では、持ち高調整のドル売り・円買いが進む可能性がある。また、米国の財務当局からの円安是正発言や、日本の公的年金基金の資産配分見直し観測、さらには政府・日本銀行による為替介入への思惑も、円買いを強める材料として市場で注視されている。日本銀行の追加利上げや、より踏み込んだ金融引き締めへの観測が高まれば、日本の金利上昇を通じて円買いが進行する可能性も指摘されている。全体としては、米国の金融引き締め継続への期待と、日本の貿易収支悪化懸念が円安方向への地合いを形成しているが、米国の経済指標の動向や、日米当局の政策に関する発言、地政学リスクの変動によっては、相場が突発的に変動しやすい状況にある。 現在、上値は154.8円が意識される。この水準には、前取引日の高値である154.6円が近い位置にある。さらに、154.3円の節目も上値抵抗として注目される。これらを上抜けた場合、155.2円、155.7円、そして156.6円の節目が次の抵抗帯となる可能性がある。さらに上には157.7円の節目も控えており、これらの価格帯では上値が重くなる展開が予想される。下値は152.8円が支持線として意識される。前取引日の安値は153.2円であり、この水準も下値の目安となる。また、154.0円や153.8円の節目も底堅さを示す可能性がある。これらの水準を下回った場合、153.0円、152.9円、そして152.4円の節目が次の下値支持線として機能する可能性がある。