本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 9/16(水) 21:30 米国 8月小売売上高(前月比)
- 9/16(水) 27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC) 終了後政策金利発表
- 9/16(水) 27:30 米国 ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長 定例記者会見
- 9/17(木) * 日本 日銀・金融政策決定会合(1日目)
現在、市場は米国の金融政策動向と日米金利差の拡大に強く影響されています。連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げが市場に織り込まれる中、米長期金利は上昇基調にあり、これがドル高と円売り圧力を強める主要因となっています。また、中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇は、世界的なインフレ懸念を再燃させ、米国債利回り上昇を通じてドル買い・円売りを促しています。こうした状況に加え、原油高や金利上昇を受けたドル全面高の動き、さらには投機的なドル買いポジションの拡大が相場に追随し、円安が継続しやすい地合いを形成しています。 一方で、円高に転じる可能性のある要因も存在します。今後のFOMC声明やドットチャート、議長記者会見において、利上げ継続が示されない、あるいは利上げの打ち止めが示唆された場合、ドル売りが進み円高に振れる可能性があります。また、米国の主要経済指標、特に小売売上高などが市場予想を下回る結果となれば、米金利の低下を通じてドル売りが進行し、短期的に円高が進むことも考えられます。さらに、日米の通貨当局が過度な円安を懸念し、為替介入や口先介入への思惑が高まれば、相場が急反転するリスクも意識されています。市場は、米政局・政策報道、地政学的リスク、米日金利見通し、欧州経済見通し変動といった突発的な材料によるレートの乱高下にも警戒しています。 こうしたファンダメンタルズ要因が交錯する中で、価格の節目も意識されます。現在、153.9円から155.8円のレンジが意識されています。上値については、155.2円付近が意識される水準であり、さらに上には155.5円、155.9円の節目が重なり、この価格帯で上値が重くなる可能性があります。156円台に入ると、156.5円、156.6円の節目が上値抵抗として機能するでしょう。下値については、154.2円付近が意識される水準であり、この付近には154.2円の節目も位置しており、底堅さが示される可能性があります。さらに下には154.5円、154.9円の節目があり、これらが下値支持線として機能するでしょう。153円台に入ると、153.8円、153.4円の節目が下値支持として意識され、下げ渋る展開となる可能性があります。 全体として、現在の相場は米国の金融引き締め継続観測と地政学リスクによるドル高・円安圧力が優勢な地合いにあるものの、今後の金融政策の方向性や経済指標の結果、当局の介入姿勢によっては変動しやすい状況にあります。