本日注目すべき経済指標・イベント・ポイント
- 11/02 24:00 米国 10月ISM製造業景況指数
- 11/03 24:00 米国 9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
- 11/03 24:00 米国 9月製造業新規受注(前月比)
外国為替市場では、複雑なファンダメンタルズ要因が絡み合い、方向感を探る展開が続いています。現在、日本銀行の利上げ観測が円高圧力として注目されている見方が優勢です。 ドル高・円安を促す要因としては、主に米国の金融政策と金利動向が挙げられます。米長期金利の上昇や連邦準備制度理事会(FRB)高官による利上げ示唆は、日米間の金利差拡大を通じてドル買い・円売りの圧力を強める可能性があります。また、日本の実質金利がマイナス圏にあることも、資金がドルに流れやすい構図を助長しています。地政学的なリスクもドルを支える一因となっており、中東情勢の緊迫化やフーシ派による攻撃が原油価格を押し上げ、インフレ警戒感から金利上昇観測が強まることで、ドル買いが促される展開も考えられます。 一方で、ドル安・円高を促す要因も存在します。日本銀行の利上げ観測や利上げ示唆は、特に12月の利上げ期待が円の下支えとなり、円高圧力に繋がる可能性があります。また、米国債などへの買い入れによって米長期金利が低下する局面では、ドル売りが強まり、相場が下押される可能性があります。市場のリスクオフムードも円高要因となり得ます。AI関連の懸念や株安といったリスクオフの動きが強まると、安全資産としての円買いが進み、短期的に円高が進行しやすくなります。 こうした多様なリスク要因が存在し、突発的な材料によってレートが乱高下しやすい状況の中、価格は特定の節目を意識した動きを見せています。上値については、前取引日の高値である157.9円付近が意識される節目となります。この水準には複数の節目が集中しており、上値の重い展開が予想されます。さらに上には158.0円の節目があり、158.4円には複数の節目が位置しています。158.6円、158.9円、そして159.0円にもそれぞれ節目が存在し、これらの価格帯では上値が抑えられる可能性があります。 下値については、157.0円付近に複数の節目が集中しており、底堅さが示される可能性があります。前取引日の安値である156.9円も下値支持として機能するでしょう。予想レンジの下限である156.8円も重要な節目です。さらに下には156.5円、156.4円、そして156.1円に節目が位置しており、これらの価格帯では下げ渋る展開となる可能性があります。